no date 北海道 鰊御殿近くで大規模なニシンの「群来」
北海道小平町鬼鹿の海岸に4/28朝、
ニシンの群れが押し寄せる「群来(くき)」が現れた。沿岸で産卵、
大量の精子が青い海を白く染めた。
「鰊(にしん)御殿」と呼ばれる旧花田家番屋の南約300メートルの海岸で、
地元の人が朝7時ごろに気づいた。カモメの群れが飛び交う海面を見ると、
緑白色の濁りが50メートル以上沖まで広がり、波打ち際は白く泡立っていた。
一帯は海藻が生えている藻場で、卵を産み付ける格好の場所らしい。
これまで群来が見られる年はあったが、
「これだけ大きなのは30年ぶり」と
漁師が言っていたという。
群来の向こうには残雪の暑寒連山が映え、
珍しい光景に車を止めて写真を撮る人もいた。
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