やったぞ。
道混んでて遅れたけど、箱根についたぞ。
ふつうに出発してたら、もっと早く着いただろう。
おー、ここが、Junya.Aが予約した温泉宿かー！
みんなやっと着いたって感じだ！
おー、Junya.A！ 張り切ってんなー！
『 みんな！ ついたぞー！ 俺が予約した温泉宿だ！ いこうぜ！ 』
ガラガラ
すいませーん！！
セイマニの名で
予約した者でーす！！
またかよ！！！
だからなんで俺の名前で予約してんだよ！！！
自分の名前で予約しねーのかよ！！！
その後、温泉につかり、卓球したり、川で遊んだり、
箱根を満喫して、家路にむかった。
帰りの車内で Junya.A が、
『 セイマニ、あのズボンもってきた？ 』
—————————–
『 セイマニ！このズボン欲しがってたからあげるよ！ 』
「まじすか！？ＣＤＧ！コムデギャルソンじゃないすか！！」
この温泉ツアーの半年前だかの春、
おれへの誕生日プレゼントに、いつだか俺が
「かっこいいなー！」 て言ってた、
Junya.A のお古の、コムデギャルソンのズボンをくれたのだ！
話によると、パジャマになってたらしいが。
なんだかんだイイ奴じゃねーか！
けっこう厚手のズボンで、春には暑かったので、
一回だけはいたのち、冬にはこうと思い、
タンスにしまっておいた。
そしたら、この温泉ツアーの前日に、
『 あのズボンはきたくなったから、貸してくんない？ 明日もってきて！』
けっこうスゲーこと言ってねーか。。
まぁ、もとは Junya.Ａ の物だしな。。
もしかして、パジャマとして着たくなったのかな？
そんなことは気にせず、このズボンをもってきたのだ。
—————————–
「えー、一応もってきましたよ。。」
『ありがとう！』
そしたら、他のメンツから
「あれ、Junya.A、そのズボンどうしたの？ セイマニからもらったの？」
と聞かれた際に、
あー、ちがうよ！
おれが前に
貸してたズボンで、
セイマニから
返してもらったんだ！
いいズボンだよ！
貸してたのかよ！！ おれは借りてたのか！！！
俺へのバースデープレゼントって言ってたよ！！！！
プレゼントだけど貸してたのか！！！
誕生日プレゼント返却かよ ！！！！
まいった、もう完全にお手上げだった。
間違いなく、おれは誕生日プレゼントとしてもらった。
ちゅうか、前日は 『貸して！』 って言ってたはず。。
それが 『返してもらった！』 に。。。
きっと前日までは、
『あのズボンはセイマニへ、 BDプレゼントとしてあげたから、セイマニの物だ！』
って理解してたはずだ。
当日になって、何もかも、うまい具合に忘れてしまったんだろう。
忘れん坊万歳！！！
Junya.A 万歳！！！